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【アナタの幸せの定義ってなに?】

2013.02.11 *Mon
強くなった

それと同時に弱くなった


守りたい者が増えるということは弱点が増えること


それでも

ねぇ、それでも

捨てることなんて出来ないんだ








自分の中から色々な物を捨てていったら最後に残るのはなんだろう。



大切な物。

守りたい物。


それらの全てを捨てたら最後に何が残るのだろう。



昔のなのはなら間違いなくフェイトだった。


周りの人たちはフェイトがなのはに依存してると思っているようだが、なのはもフェイトに依存している。

初めて会った時から依存している。


フェイトが死んでしまったら自ら命を絶つだろう。

その確信はある。



でも今はどうだろう。

ヴィヴィオもいる。

血の繋がりはないけどフェイトとの大切な子供。


絶対に守りたい二つの者。



最終的に残るのはこの二人だろうな、となのははぼんやり考える。


何でこんな突拍子のないことを考え始めてしまったのか、その理由が思い出せない。

ただ誰もいない家でこんなことを考えている自分はそうとう根暗だ、と他人事のように思う。



「・・・・やっぱり、フェイトちゃん、かなぁ」


漏れた声。

それはしん、と静まり返った室内に溶けていった。




なのはの行動の中心。

それは全てフェイトに繋がっている。


フェイトが大切に思っている人たちだから、なのはもその人たちを守りたいと思う。

ヴィヴィオのことは本当に大切だけど養子にしたいと思ったのも本当だけど、やはり最初の理由はフェイトが愛おしそうに笑っていたからだ。

この顔をずっと見たいと思ったからだった。



「でも、なぁ」


全てを切り捨ててフェイトだけを残した場合、フェイトは笑ってくれるのだろうか。

なのはの好きな笑顔を見せてくれるのだろうか。

昔のように無理して笑うのではないのだろうか。


そうなると結局のところ何を残せばフェイトは笑ってくれるのだろうか。



「フェイトちゃんの幸せの定義・・・・むぅ」



大切な人たちが笑っていてくれること、それがフェイトの幸せの定義のような気がする。

その中のたった一人が欠けてしまったらフェイトは心から笑ってくれないだろう。



「難しいよぉ」



考えてもしかたのないことだとは分かっているけど、考え出してしまったら止まらない。

答えが出ないとむずむずする。



「フェイトちゃん、ヴィヴィオ、はやてちゃん」


自分の大切な人たちの名をなのはは読みあげていく。

それは同時にフェイトが大切にしている人たちの名でもあった。

いつの間にか増えてしまった大切な者。

子供の頃はもっと少なかった。

両腕で足りていたはずなのに、気付けば両腕では足りないほどになっていた。




「ただいま~・・・ってなのはママ、暗っ」

「おかえりヴィヴィオ」


暗いと言われて初めて気付く。外は夕方だった。そしてリビングの電気を付けてなかった。


「なんかせっかくの休みを無駄にした気が・・・・」

「なにやってたの?」

「ん~・・くだらないこと考えてた」

「は?」

「コーヒーと紅茶どっちがいい?」

「えっと、紅茶」



二人分の紅茶を用意しながら、またなのはは考える。


フェイトを残したところで笑ってくれなきゃ意味がない。

それなら誰を残せばフェイトは笑ってくれるのだろうか。



「はい、どうぞ」

「ありがとう、なのはママ」

「ねぇ変なこと聞いていい?」

「・・・私で答えられる?」

「たぶん・・・・フェイトちゃんの幸せの定義って何だと思う?」


そう聞いたら何故かヴィヴィオが怪訝な顔をする。



「ぇ?考えてたのってそれ?」

「ん~それに近いこと」


ヴィヴィオから聞こえる盛大なため息。

呆れている視線が少し痛い。



「帰って来た時なのはママの様子変だなぁって思って、真剣な顔で質問しようとするからなんかあったのかなって心配して・・・返して!!私の心配、返して!!!」

「え?ヴィヴィオ?」

「なにそれ!?ノロケ?いつものノロケ?」


ばんばん、とテーブルを叩くヴィヴィオになのはは慌てる。



「だって・・・わからないんだもん」

「簡単じゃん。そんなの」


なのはママでしょ


当たり前のように返って来た答え。


「ぇ?」

「だぁかぁらぁ、フェイトママの幸せの定義はなのはママでしょ」


言われて気付く。

全ての中になのは自身が含まれていなかったことを。


「そっか・・・そうだよね」


だとしたら、フェイトの幸せの定義が自分なのだとしたら最後に残さなきゃいけないのは自分自身だ。



「私は私を守ればいいのか」



そんな当たり前のことを忘れていた。

他の誰かを守れても自分を守れなければ意味がない。



「そういえば、フェイトママが出張から帰ってくるからご馳走作るって言ってなかった?」

「あぁぁぁ!!ヴィヴィオ、もっと早く言って!!」

「え?私のせい?」



なら守ろう、私は私を。



「ただいま~」

「おかえりフェイトちゃん」


それでアナタが笑っていてくれるなら。



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さく

Author:さく
主にリリカルなのはと中の人を書いていたり。
なのははなのは×フェイト。
中の人は・・・さぁ誰だろうね。想像してみよう。
そんな感じで自分のペースでゆっくりやっていけたらと思います。






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